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食パンを作りたいけど他の人のレシピじゃなんとなく足りないor多すぎる?
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食パン、あるいはラウンドパン、あるいはその他型に入れるパンを作る時、
「あれ?ちゃんとレシピ見て作ったのになんか変・・・。」
型より小さく焼きあがったり、型より大きく焼きがったり・・・。
どうしてそんな事態が発生するのでしょうか?
食パン型はメーカーによって様々!
実は食パンの型などはメーカーによってサイズが微妙に違うんです!たとえ同じ「1斤」と書かれていても!同じ1斤型でも正方形だったり、長方形だったり、底がすぼまっている型だったり、形も様々ですよね?それと同様に容量(容積)も少しずつ異なっているんです。ですので、自分の持っている型にぴったりの適正量を知りたい場合は、自分で計算して求めるのが確実です!
パンの生地比容積を計算して、適正な量の生地を仕込もう!
ではさっそく、どうやって自分の型にぴったりの生地の量を計算するのかご説明していきます!
パン生地の比容積とは?
まず、「比容積」とは、ここでは型の容積に対しての生地の量を出すための値です。
これは以前は角食なら「3.8~4」、山食なら「3.6~3.8」が一般的な数値だったようですが、最近では「4」くらいで計算するレシピが増えています。理由は、3.8や3.6よりも、4の方がふわふわしたソフトなパンに仕上がるからです。
と、言われてもよく分かりませんよね(苦笑)
丁寧に説明しますね!
①例えば、粉の量が253gの食パンのレシピがあるとします。
②粉と他のすべての材料を足すと、466gになります。
③そしてこのレシピを作った人が使っていた型は「13×13×12(容積は1872g)の真四角型」でした。
④1872g(型容積)÷466g(生地量)=約4(つまり型に記事を入れたとき、生地の1/4ほどになっているはずです)
⑤これが比容積の正体です^^
⑥こう考えると、生地が最初から型の1/3、つまり「3」だったら、より密度の高い(ぎゅっとした)パンになるのが想像できますね。
型の容積の求め方は?
次に、型の容積の求め方ですが、正方形の型だったり、商品を買ったときに説明書に「◯×◯×◯㎝」と書かれていればそれを参考にすればいいですし、ラウンド型だったり、底の方がすぼまっているパウンド型タイプの型の場合は、型ぎりぎりに入れた水の量を計れば正確な数値が出ます!
入った水のg数=型容積です!
パン生地の適正量の計算方法は?
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これで自分が今手元に持っている型にピッタリの生地量&粉量を計るための材料はそろいました!
計算は簡単です!
★型容積÷4=生地合計適正量
★生地合計適正量÷1.8=粉適正量
この計算式で一般的な食パンの適正量が出せます^^
ちなみに「1.8ってなんだ!急に出てきたぞ!」と思われた方のために説明しますと、べーカーズパーセントというものがあります。そのベーカーズパーセントを計算し、レシピの分量の横に書いてみてください。
→べーカーズパーセントを理解すれば自分でパンのレシピを作ることができる!
べーカーズパーセントの出し方は上記の記事を参考にしてください。
1.8の意味とは?
レシピ横に書いたベーカーズパーセントを上から(粉の100%から)順番に一番下まで全部足してください。そうすると、だいたい180~200くらいに収まってくると思います。実はこの180÷100をした数値が1.8というわけです。
こういう式になります^^
ここまで丁寧に数字の謎を解決しちゃえば、「そっか!ちゃんと意味があるのね!」ってことでもうこんな小難しいことは忘れ、
型の容積を計り、しのごの言わずに4で割れば適正生地量が出てきます!笑
そして同じくそれを1.8で割れば適正粉量が出てきます!!笑
それが「一般的なソフトな食パン」の出し方で、もしもっとずっしりめにしたければ4を3.6にして計算したり、適正粉量を出したあとに、そこから「私はもっと粉を減らして加水を増やしたいわ~」といじってみるといいでしょう^^ノ
なんだか数学や理科みたいになりましたね(笑)
ちょっと自分の型で計算してみたいかも~という特殊な方はやってみてください^^
僕もやってみたんですが、自分のレシピが「お、だいたい適正量だ!あ、でもかなり加水高いんだな~」みたいなことを確認できて面白かったです!
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いつもありがとうございます^^
明日もよい1日をお過ごしください!