
目次
パンが発酵不足だと焼き上がりはどうなる?
パン生地の発酵の見極め、なかなか難しいですよね。
パン生地の見極め方についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、
よかったらご覧くださいね。
上の記事では過発酵を取り上げましたが、
今回はその反対に、発酵不足の状態のパンについて取り上げたいと思います!!
皆さんはどっちをやりがちですか?
発酵が足りないと、どんなパンが焼けてしまうのか、
まずは僕の過去の失敗を例に見ていきましょう!
膨らみが悪い
これはニンジンの葉っぱをたっぷり練りこんだカンパーニュ・・・なのですが、
発酵不足だったため、焼きあがるとこんな感じ。
ふくらみが悪いですねえ。
サイズがほとんど変わりません。
粘土みたいな触感
この明らかにふくらみの悪い何か・・・も、発酵不足です。
断面をご覧に入れましょう。↓↓↓
生地がみっちり詰まっています。
食べるとねっちょりします。
粘土みたいな感じです。
生焼け・・・まではいかないですが、美味しいとは言えません。
僕は発酵不足と過発酵なら、まだ過発酵の方が美味しくいただけます(^^;)
発酵不足のパンは、救済方法がありません。
焼き足りないのかな?と思ってもっと焼いてみても、
発酵不足の場合は触感が改善されません(TT)
なので、発酵不足だけは避けたいところです。
クープは傷みたいに
クープは開く開かないの問題ではなく、「傷」みたいになります。
もう一つ素晴らしい失敗例をお見せします。
ね!引いたクープが見事に「線」「傷」にしかなってない!!
これは発酵不足でふくらみが悪いからです。
また、しっかり発酵した生地と発酵不足の生地だと
クープナイフを入れた感覚もだいぶ違います。
発酵不足の生地って、一見クープナイフがよく入るんです。
「あ、上手にクープ入れられた♪」なんて思っていたら、
まだ弾力のある粘土みたいな生地だから、
ナイフで切ったそのままの傷が入るんですよね。
しっかり発酵していると、
スパッと切ったところが徐々に広がってくる感じがあります。
発酵不足だと、そのままサックリ深い線が入ります。
今度「発酵不足かも~」というときには、
ぜひクープの入り方も観察してみてください^^
パンの発酵不足の原因と対処法は?
では、今まで見てきたような残念なパンにならないために、
発酵不足の原因と、その対処法を見ていきましょう!
1 見極めができていない
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フィンガーチェックをやらずに、
なんとなくで「もう最初よりは大きくなったし、いいかな?」
なんて思ってパンチ、成形、2次発酵に進んでいませんか?
フィンガーチェックは本当に大切です!
僕はこれに気づいてからは、現在まで必ずやるようにしています!
100発100中で成功パンが焼けるようになるまでは、フィンガーチェックをやめるつもりはありません。
2 根負けした/焦った
早くパンが焼きたくて・・・
あと20分で家を出なくちゃいけなくて・・・
眠い・・・
そんな理由で発酵を「ええい!これくらいでもいいよね?!」とすっとばした経験、ありますよね?
でもそんなパンはほぼ確実に失敗します。
もし時間がないのならば、長時間低温発酵を取り入れてみてください!
失敗を回避しよう!
フィンガーチェックを怠らず、
時間がない時は冷蔵発酵に切り替えて、
せっかく作ったパン生地を大事に育てましょうね^^
この記事が発酵不足に悩む方の参考になれば幸いです。
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いつもありがとうございます^^
明日もよい1日をお過ごしください!
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